今回の記事はこんな方のお役にたてます
- 韓国ドラマ・韓国映画が好きな方
- 韓国ドラマが好きで、もっともっと韓国のことが知りたい方
- リアルな韓国について知りたい方
四角 まり – YOSUMI MARI –
渡韓歴34年 100回以上
仁川観光広報大使(2016〜2024)
江華郡広報大使(2017〜)
韓国に魅了され、韓国が生活の一部に。大好きな韓国に触れ感じたこと、思ったことを気ままに発信中。
「그러니까 韓国 -だから韓国-」が同ミドル世代の方に ”行ってみたい” ”やってみたい” のきっかけになったら幸いです。
まず最初に「現地発 韓国映画・ドラマのなぜ?」の著者 成川彩さんからご紹介したいと思います。
成川彩さんとは
韓国に2度の留学を経て、通訳案内士を取得。朝日新聞で記者として主に文化を担当。
朝日新聞を退社後3度めの韓国留学中。さまざまな記事やコラムの執筆、イベントMC、韓国ではテレビやラジオの出演など韓国、日本で活躍中。
韓国では
- 「어디에 있든 나는 나답게(どこにいても私は私らしく)」を出版(2017)
- 「世界のふしぎな色の名前」(2022)を共同翻訳
そして今回日本から
- 「現地発 韓国映画・ドラマのなぜ?」を出版(2023)
実は成川彩さんとは、韓国を紹介する活動を一緒にしたり韓国に行ったらご飯を食べたり、日本に戻ってきたらお茶をしたり。仲良くさせてもらっています。
彩さんは、年齢、性別、など関係なく、どんな国の方であっても誰とでも分け隔てなくナチュラルに接することのできる人。よく笑って、いろんなことを楽しむ姿は元気や勇気をもらえます。
韓国映画の魅力にハマりとことん追求している姿は、本当に刺激になります。あの華奢な体なのに、驚くようなパワーを持っています。その源はきっと大好きな韓国映画やドラマ、そして韓国生活から生まれるものなんだろうなと思っています。
私にとって大切な友人であり、尊敬する人です。
そんな彼女の5月31日に発刊された著書をご紹介します。
ここがおもしろい!「現地発 韓国映画・ドラマのなぜ?」
どの章から読んでもおもしろく、内容盛りだくさんでしたが引き込まれて一気読みをしてしまいました。
そんな「現地発 韓国映画・ドラマのなぜ?」のおもしろさをお伝えいたします。
作品数の多さ
登場する映画・ドラマの数が110作品
成川さんが今まで見てきた映画の作品数は、彼女のホームページにカウントされていますが現時点で1039作品
(2023.6)
ただこれも思い出せる限りの数だそうで、多分もっと見ているとのこと。
最近はNetflixなどインターネット配信の普及により、韓国ドラマ、映画が手軽に見れるようになり、新作がどんどん出るので見るのが追いつかないような状況になっている人も多いのではないでしょうか。
数多くある韓国映画・ドラマの中から見えてくる「なぜ?」をピックアップしてわかりやすく解説してくれています。
監督、俳優 解説の網羅
各章のテーマの終わりに、作品の監督や出演俳優に関する情報が記載されています。
まだ見てない作品を見つけられたり、この作品もこの監督だったんだ!など新たな発見ができるのでとても有り難かったです。
上映会でのMCや取材などで監督や俳優と直接対談などをしている成川さんだからこそ、いろいろ伝えたい思いが込められたものに仕上がっていると思います。
韓国の問題を問う
単なる韓国映画・ドラマの紹介、ガイドブックという本ではないという感想を持ちました。
読んでいる私達にも疑問を投げかけているような。本を読んだあと、この視点からもう一度作品を見てみたい。そう思う場面が多くありました。
自分では消化したはずの韓国映画・ドラマが、まだまだ深い何かが隠されているような。この本を読む前、読んだあとでは同じドラマなのにちょっと印象が変わったり、新たな発見があったりと。一つの作品をとても深く味わえたような気がしました。
何を見ようかな?と迷っている方は、この本を読んでもう一度過去の作品を見直してみるのもおすすめです!
成川さんに会えるトークイベント
著者である成川さんは現在韓国を拠点に活動していますが、日本でも直接お話が聞けるイベントが7月に予定されています。
しかも作家の角田光代さんとの対談という とにかくビッグで濃密なお話が聞けそうなトークイベントです。
成川彩×角田光代 「今聞きたい!あの映画やドラマの気になる背景」『現地発 韓国映画・ドラマのなぜ?』(筑摩書房)刊行記念」
日時:7月16日(日) 19:00〜21:00
会場:本屋B&B(世田谷区代田2−36−15 BONUS TRACK2F)
まとめ
成川彩さんが日本では初めてとなる著書「現地発 韓国映画・ドラマのなぜ?」をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
文字も大きめで読みやすく、韓国映画・ドラマファンの方は引き込まれて、あっという間に読み終えてしまうかもしれません。
新たな韓国映画・ドラマファンが増えたり、今までもお好きだった方がさらに沼にハマるという そんな一冊になると思います。まだ読んでいない方は必読です!
コメント