今回の記事は、韓国冬の定番オンドルとは何なのか。オンドルの注意点などがわかる記事です。
[st-kaiwa1 r]韓国のオンドルって知ってる??[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2]ホテルでもオンドルの部屋があるって聞いたけど、実際どんな感じなのかな?[/st-kaiwa2]
冬になるとよく耳にするフレーズ「オンドル」。一体どんなものなんでしょうか?
冬の定番オンドルの注意点、対策をしっかり頭に入れて冬のソウルも楽しんじゃいましょう。
オンドルとは?
オンドル=床暖房
現在、特に韓国では中高層アパートの普及に伴い、旧来の方式でのオンドル暖房が構造・安全面から不可能になったため、温水床暖房が一般的に使用されており、「オンドル」といえば温水床暖房の事を指すことが多い。古くからある建物では温水床暖房ではない本来の形のオンドルが残っているが、その燃料は練炭から灯油に切り替わっているものが主流になっており、最近ではガスオンドルや電気オンドルを使用している家庭もある。
Wikipedia引用
オンドルの歴史は古く、三国時代から使用されていた痕跡が残っていたとされています。昔は台所のかまどの熱を床下に引き込み利用していたようで、家の中が煙たかったようですね。進化を遂げて先人の知恵が現代でも引き継がれ残っているというわけです。
では日本は??というと日本の暖房器具というと、ストーブ、ファンヒーター、こたつ、ホットカーペットといった感じでしょうか。
ストーブもファンヒーターも暖かいのですが、頭は暖かいけれど足先は暖まらない。ということが往々にしてあります。
暖かい空気は上に上がっていくので、どうしても足元が冷えてしまうのです。
ですので、日本の主流であるストーブやファンヒーターは、部屋の上層は暖まるけれど、足元が寒い。またはストーブ周辺だけしか暖かくない。ということがもあるのです。
しかし、韓国のオンドルは床全体を温めます。床が暖かければ暖かい空気が上がっていくので部屋全体が暖まる。というオンドルは大変効率的な暖房システムなのです。
日本に来る韓国人は、口を揃えて「日本の冬の部屋が寒い」と言います。気温は東京よりも低いソウルですが部屋の中は断然東京より暖かいのです。
冬の厳しい韓国では、オンドルなしでは越せないほどの必需品です。
韓国最近のオンドル
韓国では現在ガス式で熱湯を床下のパイプ内に巡らせて温めるタイプが主流です。マンションでも戸建てでもオンドル標準装備となっています。
極寒の冬に座敷タイプのお店に入ったら、お尻も足もポカポカになるということがよくあります。熱い鍋を食べて体の中から暖まり、オンドルで外からも暖める。韓国冬の醍醐味です。
韓国人あるあるですが、あったかそうなモコモコのダウンを着ているのに脱いだら長袖Tシャツ1枚!なんてことも。
「なんでそんなに薄着で大丈夫なの??」 と驚いてしまうのですが、これもお店に入ればオンドルでポカポカだし、地下街が発達しているので、外も地下街歩けばそこまで寒くないのです。
ホテルのオンドル
韓国のホテルは全館空調がコントロールされているところもあれば、個々の部屋で空調の調整が可能なところもあります。
ホテルでは、夏はエアコン、冬はオンドルというタイプもよく見られます。
ホテルの部屋がツインルーム・ダブルルーム・オンドル部屋というタイプに分かれていて予約時に選択する場合、オンドル部屋は基本 布団で床に寝るお部屋です。
オンドルを体感できる貴重な経験となりますが、普段お布団で寝ていない方は体が痛くなる可能性があります。
[st-kaiwa6]韓国の布団は、日本に比べて薄いものが多いので「腰が悪くて布団はダメです。」という方などはお気をつけください。[/st-kaiwa6]
ホテルのオンドル注意点
ホテルでもオンドルを使用しているホテルもあります。(ベットタイプのお部屋でも暖房はオンドル)そこでいくつかの注意点をまとめてみました。
冷房はエアコン 暖房はオンドル
ホテルの部屋にエアコンが付いていてリモコンもある。となると暖房もこれでコントロールするのだな。と思ってしまいますが、韓国のホテルにはそうじゃないところがあるので注意。
エアコンの温度を27度に設定しても冷房しか出てこなかったら、冷房専用です。暖かい風は出てきません。
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【リモコンの表示を確認してみてください】
■ 냉방 冷房
■ 난방 暖房
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オンドルによる乾燥
オンドルは床が暖かいだけでなく部屋全体が暖まります。寝るときにちょっと寒いかなぁ〜と温度を上げすぎてしまうと、朝カラッカラになってしまいます。
乾燥により喉を痛めたり、風邪を引き起こす原因になってしまいますので、適温での使用をオススメします。
また寝るときに、乾燥対策をすることもオススメです。
オンドル × チョコレート
溶けます。
お土産に買ったチョコレート、小腹が減ったときに買ったチョコレートなどなど。
チョコレートを入れたスーツケースを床に置いたまま数時間すると、見事にどろっどろになります。
せっかくのチョコレートがダメにならないように、テーブルの上や冷蔵庫などに避難させておきましょう。
逆にカッチカチのアイスクリームなどは、溶けてくれるので便利です。
乾かしたい洋服があるときも、床に近いところに置いておけば翌日にはカラッと乾いてくれます。
[st-kaiwa6]使い方次第でオンドルは色々役立ちますので、有効活用してくださいね。[/st-kaiwa6]
まとめ
オンドルまとめいかがでしたでしょうか? 日本であまり馴染みのないオンドルなので、ちょっと頭の片隅に入れておくと役立ちます。
寒いイメージが先行する韓国ですが、オンドルで室内はポカポカというところが多いので、冬の寒さを警戒しすぎずご旅行を楽しんでください。
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