あやうく一生懸命生きるところだった
「あやうく一生懸命生きるところだった」
タイトルから思わず手に取りたくなってしまう。装丁が爽やかなエメラルドグリーン、そこに白ブリーフで寝転ぶ男性。それだけで期待十分。
韓国で25万部超ベストセラーエッセイ。帯には元ももクロの有安杏果さんが絶賛しているコメントもありました。ページをめくる手が止まらなくなる、一気に読破してしまったエッセイのご紹介です。
東方神起ユノの愛読書
#하마터면열심히살뻔했다 韓国で販売されている本のタイトルですが、ハッシュタグ検索してみると1.6万超!
さらに東方神起のユノの愛読書ということで、ファンの間でも話題になりました。
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あやうく一生懸命生きるところだったの口コミ
この本の口コミを調べてみると、高評価投稿がたくさん
あやうく一生懸命生きるところだったを読んで
韓国でベストセラーエッセイになっている『あやうく一生懸命生きるところだった』は、いったいどんな内容なんでしょうか?
著者は、会社勤めとイラストレーターのダブルワークをしていたある日、「こんなに一生懸命生きているのに自分の人生はなんでこうも冴えないんだ」をやりきれない気持ちが限界に達し、40歳を目前にして会社をやめる。「一生懸命生きない」と決めた著者のエッセイ。
出典:あやうく一生懸命生きるところだった
読み終えて、国は違えど著者と同世代の私は共感の嵐でした。
私が大学生の頃は「就職超氷河期」と呼ばれ、特に女子大生は面接の申し込みすら受け付けてもらえないなど、本当に苦しい時代でした(今なら大問題よね…。)
新卒スタートから非正規雇用の友人はさまざまな面で苦労していると常に嘆いていました。「こんなに一生懸命働いているのに、頑張ってるのに報われない世代だね」と慰め合うことも多かったです。
たった一つ、この道だけが唯一の道だと信じた瞬間、悲劇が始まるのだ。
出典:あやうく一生懸命生きるところだった
私はこの一節に深く同意。若い頃には気づけなかった、経験したからこそ今だからうなずけるこの一節。
このエッセイは、自分のことを見つめ直すきっかけになったり、背中を教えてくれたり、癒やしを与えてくれたり、心の処方箋のような本だと感じました。
きっと自分の環境、年齢、状況によって、読む度にいろいろなメッセージを与えてくれるはずです。
あやうく一生懸命生きるところだった【電子書籍】[ ハ・ワン ]
オススメポイント
本の内容をいろいろ細かく載せることはできないので、勝手にオススメするポイントを上げてみました。
イラストが癒やし
著者であるハ・ワンさんのイラストが癒やしです。
なんとも言えない白ブリーフ男が描かれているのですが、とてもシュールで且つ愛らしい。白ブリーフ男が癒やしなんて文面だけでは「?」かと思いますが、ひとつの癒し効果になっています。
ぎっしり文章が詰まっている小説も読み応えがありますが、ゆるいエッセイは気持ちもほぐれてほっこりします。
翻訳が絶妙
翻訳は岡崎暢子(のぶこ)さん。翻訳家であり編集者。そしてさまざまな仕事を手がているスーパーウーマン。だと私は思っています。でも実際にお会いすると、とても親しみやすく気さくで面白い方なんです。
そんな岡崎さんは同世代ということもあり、感覚が近いのかより文章がすんなりと入ってきました。
文章の中に「塩対応」とか「降臨した」という表現があるのですが、このあたりも私の世代だからなのか、ただ私だけかもしれませんが、しっくり体に溶け込んでくるのです。
「面白さ × 読みやすさ」 によって本当にあっという間に読み終えてしまいました。
各パートにメッセージがある
各章ごとにあるメッセージが、本文とは違う可愛いフォントで青字で表記されています。時間がない人はこの部分だけを拾って読むだけでも、なにか気づきやヒントが得られるます。
私の願望としては、この青字部分だけの小さな本をバイブルとして持ち歩きたい。
ダイヤモンド社さんお願いします(笑)
まとめ
東方神起ユノの愛読書「あやうく一生懸命生きるところだった」いかがでしたでしょうか?
一生懸命生きることは悪いことではないけれど、同じように一生懸命生きないこともありなんだ。ということに気がつける一冊です。
ちょっと疲れたときに、なんだかなぁ〜ってときに、または一生懸命生きている方に、ぜひ手にとっていただきたい本です。
「あやうく一生懸命生きるところだった」猛烈にオススメしたい一冊です!
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