


でも安心してください。今日の記事を読むと、手続きの仕方や申請書の書き方がわかります。

記事の内容
- 植物検疫を受ける6つの注意点
- 植物検疫申請書の書き方
2018年10月から植物検疫を外国で受け申請書類が必須となりました。まだまだ情報が周知されておらず、あやふやな状態の方もいらっしゃいます。
せっかく購入したものが、日本の空港について没収廃棄されないためにも、事前にやり方を学んじゃいましょう。
タップできる【目次】
植物検疫を受ける時の6つの注意点
- 植物検疫証を添付しなければならない植物類
- 植物検疫証が必要ない植物類
- 植物検疫が必要な植物は土を落とす
- 植物検疫所受付時間
- 植物検疫の流れ
- 植物検疫の韓国側担当者と日本側担当者の違い
植物検疫証を添付しなければならない植物類
まず植物検疫を通さなければならない植物に、どのようなものがあるのかを見ていきましょう。
曖昧なものがあったら、日本の食物防疫所にあらかじめ確認しておくと安心です。
野菜類
あまり日本では手に入らない野菜類などを持ち帰って、日本でも本場と同じ材料で料理をしたいという方も多くいらっしゃいます。
特にお持ち帰り品で人気の「エゴマの葉、韓国のキュウリ、葉物野菜、唐辛子」などが該当します。
果物類
果物類は、「梨、りんご」以外は大体植物検疫を通せば持ち込めるとされています。韓国のイチゴがとても大ぶりで安く、持ち帰る人も多いです。
どの果物が持ち込めるのか?
穀類
雑穀、米なども植物検疫を通す必要があります。韓国の雑穀は一般的に日本より値段が安いので買い求める人も多い品物の一つです。
申告漏れのないよう必ず植物検疫を通しましょう。
切り花類
切り花類は、花の種類によって持ち込めるもの、持ち込めないものがあります。
事前に、植物防疫所に事前に問い合わせをしておくと良いでしょう。
種子類
野菜の種子、草花の種子ともに植物検疫を通す必要があります。
苗木類
植物の苗木も事前に植物防疫所に事前に問い合わせをしておくと良いでしょう。
植物検疫証検なしで持ち込める植物
植物検疫を通さないで持ち込めるもの、植物検疫は必要ですが検疫証は必要ないものがあります。
検疫は必要ないもの
- マツタケ
- 紅茶
- 緑茶
- 中国茶
植物検疫は受けなければならないが検疫証は不要
植物検疫は受けなければならないが、検疫証の発行は不要のものは下記となります。
- アーモンド
- カシューナッツ
- ココやし
- こしょう
- ピスタチオ
- くるみ及びマカダミアナッツの乾燥した種子(栽培用は除く)
植物検疫が必要な植物は土を落とす
植物検疫を受ける植物に土が付いていると、検疫は通りません。もし、韓国側で出国ができたとしても、日本で入国時にチェックを受けるときに没収ということになります。
土に含まれる様々なものが日本で拡がらないための防疫が目的です。
韓国の市場などで購入した高麗人参には、土がついたままのものも販売されています。これをそのまま日本に持ち込むことはできません。
高麗人参を持ち込みたい場合しっかり土を落としましょう。
高麗人参の持ち込み方
- ホテルなどで細かい部分まで歯ブラシで磨いて土を落とす
- 購入時に高麗人参を粉にしてもらう
サムゲタンのようにそのまま利用するものでなければ、粉状にしてもらうのもオススメです。
「事前にこれは必ず買って帰る。」など決めているものがありましたら、植物検疫が必要なのかどうか? 持ち帰れるものなのかどうかを、植物防疫所に確認しておくことをおススメします。
植物検疫所受付時間
空港内にある植物検疫所受付時間は下記の通りです。
平日 : 月〜金曜日 9:00〜12:00 / 13:00〜18:00
もし帰国が土日だったり、営業時間外の場合は事前に予約しておくと対応してくれます。
事前予約は植物検疫所に直接出向くか、電話をして英語か韓国語で伝えなければなりません。
金浦空港植物検疫所場所
金浦空港は、到着ロビー到着ゲート出口の反対側のトイレを通過して1つ目を右に曲がった所の突き当たりが植物検疫所です。
合わせて読みたい
-
植物検疫の受け方 金浦空港で植物検疫受けました
韓国で食べたあの美味しいものを、もう一度あの味を日本でも楽しみたい。本場のもので調理して家族に味わってもらいたい。そんなお声をよく聞きます。 海外から ...
続きを見る
仁川第一ターミナル植物検疫所
仁川空港第一ターミナル 出発階 Fカウンターの薬局とパン屋さんの間の通路を行くと植物検疫所です。
植物検疫の流れ
【韓国での流れ】
1検疫申請書を記入
記入の仕方は次項で詳しく解説します。
2輸出検疫
検疫を受ける植物を提出してチェックを受ける。
3植物検疫証明書を受け取る
4出国
【日本に到着してから】
1日本に着いたら、植物検疫カウンターへ行き植物検疫証明書と植物を提出
2植物検査合格証印をもらう
3税関を通過
お疲れ様でした!
植物検疫の韓国側担当者と日本側担当者の違い
植物検疫の認識が、韓国側日本側で合致していることが望ましいのですが、対応する方も人間なので、担当者の認識が異なることもあります。
【韓国の植物検疫所で渡されたパンフレット】
これは「植物検疫証を添付しなくてもいい植物類」と説明があります。アーモンドなどは植物検疫証を添付は必要ありませんが、検査は受けなければなりません。これだけだと、検査自体やらなくても良さそうですよね。
参考
以前韓国で植物検疫を申請に行った際、植物検疫担当者に「ドライフラワーは乾燥しているから必要ないと思いますよ」と言われたことがありました。
日本側の植物検疫カウンターで乾燥植物に関して確認したところ「高温で加工処理など何らかのことを行っておらず、ただ乾燥させた植物に関しては必ず検疫を通して植物検疫証が必要となります」
とのことでした。

植物検疫証の書き方
この章では実際に植物検疫所で記入しなければならない書類の書き方をお伝えします。(英語と韓国語で記載されています。)
輸出植物検疫申請書
まず植物検疫所に行って、「輸出植物検疫申請書」をもらいます
これが原本
必要な部分を水色でマークしました。
【必要な記載事項】
上記事項を全て英語か韓国語で記載します。そして、申請する品物も提出します。
重さはわからなくても大丈夫。その場で測ってくれるので検疫所の方が教えてくれます。
漏れなく記載し、チェックを受けたら下記のような書類が発行されます。
【輸出植物検疫証】
内容を確認して、署名をします。
1部渡されますので、帰国まで無くさないように大切に保管しましょう。

日本の空港に到着してからの流れ
日本の空港に到着したら、品物と輸出植物検疫証を「植物検疫カウンター」に提出します。
日本側でもチェックを受けます。
問題がなければ、「植物検査合格証印」がカバンに貼られます。
税関を通って無事に検疫終了となります。
まとめ
「韓国空港での植物検疫の受け方まとめ」いかがでしたでしょうか?
初めての「植物検疫」というとちょっと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、難しいことはありません。1度覚えてしまうと簡単です。
植物検疫営業時間をしっかりチェックして、申告漏れがないようにいたしましょう。