レポが遅くなりましたが、八田さんが厳選したグルメツアーを掘り下げてまいります。
参加者、日程に関する記事はこちらから
栄州(ヨンジュ)
フードコラムニストの八田さんが広報大使を務める栄州(ヨンジュ)市。いったいどんな美味しいものが待っているだろう。
栄州とは
栄州市は慶尚北道の北部に位置。人口は10万7682人(2018年5月)。市の北部から西部にかけて小白山脈が連なっている。
私が今回の旅でとても行きたかったのが、朝鮮時代の両班村をそのまま残したムソム村(ムソムマウル、무섬마을)
栄州市は「ソンビの里」とのキャッチコピーを掲ています。
ソンビとは朝鮮時代の儒学者のことで、最初ゾンビと読み違えてギョッとしたことを思い出しました。韓国初の書院(私塾)である紹修書院が置かれたように、地域の教育熱は高く中央へと多くの官僚を輩出していたそうです。
[box class="blue_box" title="紹修書院(소수서원)"]경상북도 연주시 순흥면 소백로 2740[/box]
順興キジトク
栄州の順興地区で50年の歴史を持つ持ち専門店。キジトクは、チュンピョン(증편)のこと。
最近では、イーストを使用して短時間発酵させて作っているところもあるようですが、こちらのお店では伝統的な作り方で、マッコリを使用してじっくり時間をかけて発酵させています。
つまんだときの赤ちゃんのほっぺをツンツンしているときのような弾力。この跳ね返り感がたまりません。
もう一つインジョルミ(きな粉もち)もいただきました。
お餅もさることながら、きな粉です。きな粉。
きな粉が半端ない!!
むちゃくちゃ美味しいきな粉でした。旅行の3日目でもモチモチ感を失わずとってもおいしかったです!
[box class="blue_box" title="順興キジトク"]
경상북도 연주시 순흥면 소백로 2657
大邱店、安東店もあるようです
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豊基高麗人参市場
豊基(プンギ)駅の目の前にある高麗人参市場。とても綺麗な市場には、高麗人参を扱う小売店が集まっています。
生の高麗人参は、750g単位で購入することが可能です。6年根の形のいいものはかなり根が張りますが、3年〜4年根のものでしたら気軽に買えるお値段です。
高麗人参を日本に持ち帰る時は、しっかりと土を落として植物検疫を通せば大丈夫です! 歯ブラシなどを使うときれいに落ちます。
生の高麗人参だけでなく、紅参の蜂蜜漬けスライスや、高麗人参エキス、丸薬、高麗人参キャンデーなどなど色々販売されています。
高麗人参はちょっと。。。と思う方でも手軽なものからチャレンジしてみたらいいかもしれません。
私は個人的にクリスピーロールが大好きなので、これは即買いしてしまいました。
紅参入りクリスピーロール
紅参粉末入りクリスピーロールは、高麗人参苦手な人でも大丈夫です。全然味がわかりません(笑)
でも通常のクリスピーロールに比べると一目瞭然、全然色が違います。しっかり入っていますね〜。
左:一般的なクリスピーロール 右:紅参クリスピーロール
薬膳堂(약선당)
最初の夕食は、高麗人参料理を専門で扱う薬膳堂で「高麗人参定食」をいただきました。
朴順花(パクスヌァ)さんは、ご自身のことを”パプ(ご飯)スヌァ”と紹介するほど、お料理の世界に心酔しております。
「同じ土地で採れたもの同士は、相性が悪いはずはない」
というのがパプさんの持論。
"高麗人参×韓牛"など 美味しい組み合わせのメニューが登場しました。
【高麗人参が入っているトックカルビ】
【高麗人参の天ぷら】蜂蜜がかかっていました。当帰の葉も一緒に。
【カルビチム】
【ウコンのジョン】当帰のコチュジャンを一緒に。とても韓方の風味があり、なんだか体に良さそうです。
【ユッケ】
【ポップンジャ&桑の実ソースのサラダ】
【しいたけの酢豚風】
このしいたけの酢豚風のものは、リンゴソースでいただきます。栄州の特産品リンゴがふんだんに使われています。
大きなリンゴがゴロッと入っていました。
数々のお料理が並び、お腹いっぱい。栄州の美味しいものが詰まった豪華な高麗人参定食でした。
[box class="blue_box" title="薬膳堂"]
경상도 연주시 봉현면 린재로 887-14
054-638-2728
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よすみまりが選ぶ美味しい一品
初日私が1番美味しかったのは、こちら! 「インジョルミ」
迷いに迷いましたが、お餅好きの私はこちらを選びました。多分箱が私の手にあったら、手が止まらず半分以上食べてしまったと思います。
ぜひご賞味いただきたい一品でした。
まとめ
慶尚北道ファムツアーの初日いかがでしたでしょうか?栄州の美味しいものを凝縮した夕食は本当に幸せでした。
2日目もとても楽しみです。また次回の記事でお会いいたしましょう。